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夜勤による不眠症を改善する方法

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こんにちは、旗の台整体院の飯田です。夜勤のお仕事をされている方から「夜勤明けなのに全然眠れない」「日中も熟睡できず体がだるい」というご相談を本当に多くいただきます。看護師さんや介護士さん、工場勤務の方など、交代制で働く方々にとって睡眠の悩みは深刻ですよね。

体内時計が乱れることで起きる不眠症は、単なる寝不足とは違い、自律神経のバランスが崩れている状態です。放っておくと心身の不調が積み重なってしまうため、早めの対処がとても大切になります。

院長:飯田

夜勤による体のリズムの乱れは、想像以上に体に負担をかけています

目次

なぜ夜勤をすると眠れなくなるのか

人間の体は本来、日中に活動して夜に休むというリズムで動くように設計されています。このリズムをコントロールしているのが体内時計で、朝に太陽の光を浴びることでリセットされ、夜になると睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されて自然に眠くなる仕組みです。

ところが夜勤のお仕事では、このリズムが真逆になってしまいます。夜に働くために交感神経を活発にさせ続け、明るい照明の中で活動することで、体は「今は昼間だ」と勘違いしてしまうのです。そして夜勤明けに帰宅して布団に入っても、交感神経の興奮がすぐには収まらず、なかなか寝付けないという状態になります。

さらに日勤と夜勤を繰り返す交代勤務の場合、体内時計を調整する暇もなく次のシフトが来てしまうため、慢性的に自律神経が乱れた状態が続きます。これが交代勤務睡眠障害と呼ばれるもので、単なる睡眠不足ではなく体の機能そのものが低下している状態なのです。

当院に来られる夜勤の方々も、眠れないだけでなく、頭痛や肩こり、胃腸の不調、イライラや気分の落ち込みなど、複数の症状を同時に抱えていることがほとんどです。これらはすべて自律神経の乱れから来ているもので、睡眠の問題だけを解決しようとしても根本的な改善にはつながりません。

メラトニンとコルチゾールの乱れ

睡眠と覚醒のリズムを作っているのは、メラトニンという睡眠ホルモンとコルチゾールという覚醒ホルモンです。通常は朝にコルチゾールが分泌されて目覚め、夜にメラトニンが分泌されて眠くなるというサイクルが作られています。

夜勤で働いていると、このホルモン分泌のタイミングがずれてしまい、寝たい時にメラトニンが出ず、起きていたい時にコルチゾールが出ないという状態になります。特に明るい環境にいるとメラトニンの分泌が抑えられてしまうため、夜勤明けの明るい時間帯に帰宅すると、さらに眠りにくくなってしまうのです。

夜勤明けに眠るための具体的な工夫

夜勤明けにしっかり眠るためには、いくつかの工夫が必要になります。まず帰宅時には太陽の光をできるだけ避けることが重要です。サングラスをかけたり、帽子を深くかぶったりして、目から入る光の刺激を減らすようにしましょう。光を浴びると体が「朝だ」と認識してしまい、メラトニンの分泌がさらに抑えられてしまいます。

帰宅したら寝室の環境を整えることも大切です。遮光カーテンで部屋を暗くし、耳栓やアイマスクを使って外からの刺激を遮断します。室温は少し涼しめの18度から20度くらいが理想的で、湿度も50%から60%程度に保つと快適に眠れます。

また、帰宅直後は交感神経がまだ興奮している状態なので、すぐに布団に入るのではなく、30分から1時間ほどリラックスする時間を作るのがおすすめです。ぬるめのお風呂に入ったり、軽いストレッチをしたり、好きな音楽を聴いたりして、心と体を落ち着かせてから寝るようにしましょう。

仮眠の取り方にもコツがある

夜勤中の仮眠も睡眠の質を保つために重要です。仮眠を取る場合は、20分から30分程度の短時間にとどめることがポイントになります。長く寝すぎると深い睡眠に入ってしまい、起きた後にかえって頭がぼーっとして仕事に支障が出ることもあるからです。

仮眠の前にコーヒーや緑茶などでカフェインを摂取しておくと、ちょうど起きる頃にカフェインの効果が現れてスッキリ目覚めることができます。ただし夜勤の後半にカフェインを摂りすぎると、帰宅後の睡眠に影響してしまうので、タイミングには注意が必要です。

夜勤前に予防的な仮眠を取ることも効果的です。夜勤に入る2時間から3時間前に90分程度の仮眠を取っておくと、夜勤中の眠気が軽減され、集中力も維持しやすくなります。

慢性化すると怖い健康リスク

夜勤による睡眠障害を放置していると、様々な健康リスクが高まることが研究で明らかになっています。慢性的な睡眠不足は免疫力を低下させ、風邪をひきやすくなったり、アレルギー症状が悪化したりすることがあります。

また、自律神経の乱れが続くことで、糖尿病や高血圧、心臓病などの生活習慣病のリスクも上がります。インスリンの働きが悪くなって血糖値が上がりやすくなったり、血圧のコントロールがうまくいかなくなったりするためです。

精神面への影響も深刻で、慢性的な不眠はうつ病や不安障害の発症リスクを高めます。当院に来られる方の中にも、最初は「ちょっと眠れない」程度だったのが、だんだん気分の落ち込みや意欲の低下が強くなって、仕事を続けるのが辛くなってしまったというケースが少なくありません。

女性特有のリスクも

女性の場合、夜勤による睡眠障害はホルモンバランスにも影響を与えます。生理不順や生理痛の悪化、PMSの症状が強くなるなど、婦人科系のトラブルが増えることがあります。これは睡眠と女性ホルモンの分泌が密接に関わっているためです。

若い女性では将来の妊娠や出産への影響も心配されますし、更年期の女性では更年期症状が重くなる可能性もあります。睡眠の問題は単に疲れが取れないだけでなく、体全体の健康を脅かす深刻な問題だということを知っておいてほしいのです。

整体院だからできる体からのアプローチ

病院では睡眠薬の処方や生活指導が中心になりますが、当院では体のバランスと自律神経の働きそのものを改善する施術を行っています。夜勤で乱れてしまった自律神経を整えることで、自然に眠れる体に戻していくのが当院のアプローチです。

まず初回の検査で、姿勢の歪みや筋肉の緊張、自律神経の状態などを詳しく調べます。夜勤の方は首や肩、背中の緊張が強く、呼吸が浅くなっていることが多いです。この緊張を緩めて血流を改善することで、副交感神経が働きやすい体の状態を作っていきます。

施術は痛みを感じないソフトなタッチで、脳に安心安全の信号を送りながら体の緊張を解いていきます。強い刺激や痛みのある施術は、かえって体を緊張させてしまうため、当院では優しい刺激で体の治る力を引き出す方法を採用しています。

生活リズムの立て直しもサポート

施術だけでなく、夜勤のシフトに合わせた睡眠のとり方や、食事のタイミング、光の浴び方など、具体的な生活習慣のアドバイスもさせていただきます。同じ夜勤でも、日勤との組み合わせ方やシフトのパターンによって最適な対策が変わってくるため、お一人お一人の状況に合わせたサポートを心がけています。

当院に通われている夜勤の方からは「夜勤明けにすんなり眠れるようになった」「日中の睡眠の質が上がって体が楽になった」「頭痛や肩こりも一緒に改善して仕事の集中力が戻った」という喜びの声をいただいています。薬に頼らず、体の機能そのものを高めることで、根本的な改善を目指せるのが当院の強みです。

睡眠は人生の3分の1を占める大切な時間です。その質が落ちてしまうと、残りの3分の2の時間も辛いものになってしまいます。夜勤のお仕事を続けながらでも、しっかり眠れる体を取り戻すことは十分に可能です。一人で我慢し続けるのではなく、ぜひ私たちにご相談ください。あなたの体の声に耳を傾けながら、健康で充実した毎日を送れるように全力でサポートさせていただきます。

品川区旗の台にある当院までお越しになるのが難しい方へ

遠方にお住まいなどの理由で当院にお越しになるのが難しい場合は、こちらのページもご覧になってみてください。


院長:飯田

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住所
東京都品川区旗の台4-7-5 上尾ビル1F
電話番号
03-3788-1033
定休日
なし
24時間受付中

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