眼精疲労

眼精疲労とは

眼精疲労とは、単なる目の疲れとは異なり、長時間の視作業（目を使う作業）により、目の痛み・かすみ・充血などの症状や、頭痛・肩こり・吐き気などの全身症状が現れ、休息や睡眠をとっても十分に回復しない状態を指します。

通常の疲れ目は休めば回復しますが、眼精疲労は疲れが蓄積し、日常生活に支障をきたすほどの慢性的な状態となります。

現代社会ではデジタルデバイスの普及により、眼精疲労に悩む人が急増しています。総務省の調査によると、2020年におけるスマートフォンの世帯保有率は86.8％に達しており、VDT作業（パソコンやスマホなどの画面を見る作業）に関連する眼精疲労が増加傾向にあります。

眼精疲労は休んでも目の疲れがとれないため、すでに対処が必要な状態なのですが、さらに放置すると、緑内障や白内障などの眼疾患の発症リスクが高まり、視力も低下することがあります。

眼球を動かす筋肉は、眼球の上下左右と首の後ろを繋いでいるため、長時間一点を見続ける事が多く、スポーツや外出時のように色々な方向に眼球を動かすことが少ないと、眼球を動かす筋肉も過緊張を起こし、首の後ろの筋肉も固まってしまいます。

首の後ろの筋肉の緊張は自律神経に強く影響し、心身を活性化させる交感神経が過剰に働き、リラックスさせる副交感神経が十分に働きにくくなります。

そのため眼精疲労に伴うことが多い、頭痛、肩こり、吐き気も悪化し、精神的ストレスの増加により、イライラや情緒不安定になることも多いです。そうすると睡眠の質が低下して、日中は仕事や学習の効率が落ち、パフォーマンスが下がる上に、慢性的に疲労を感じる状態になります。

眼精疲労の原因

開院以来、当院には眼精疲労でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、眼精疲労の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

眼精疲労の原因として次のものが挙げられます。

眼精疲労は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超え続けることで、眼精疲労という症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。眼精疲労でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

眼精疲労の場合、病院では次の治療法が一般的です。

点眼薬の処方

効果は一時的であり、根本的な解決にはならないことが多いです。長期間の使用は避けるべきで、人によっては効果が一定しません。

メガネ・コンタクトレンズの処方

適切な度数であっても、デジタルデバイスの使用など生活習慣を改善しなければ、根本的な解決にはなりません。また、コンタクトレンズの場合は装用時間の制限があり、ドライアイを悪化させる可能性もあります。

ドライアイの治療

点眼薬による治療は継続的に行う必要があり、根本的な原因（デジタルデバイスの使用など）を改善しなければ効果は限定的です。

眼精疲労を改善するために

まずはあなたの眼精疲労の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に楽になったと感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある目の周辺だけでなく、全身の動きと連動性を含めて検査し、血流、神経伝達という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、慢性の不調から脱却するための脳の働きと、生活習慣の改善も一緒に進めていくことで、生涯通してのQOL向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、緊張型頭痛の施術経験が豊富な施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

眼精疲労の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

眼精疲労のQ＆A

眼精疲労は自然に治りますか？

単なる疲れ目と違い、眼精疲労は休息だけでは完全に回復しません。原因となる生活習慣や環境の改善、適切なケアが必要です。当院では姿勢改善や目の周りの筋肉の緊張緩和など、根本的な改善を目指した施術を行っています。

眼精疲労の人がやってはいけないことは？

長時間の連続したデジタル機器の使用、暗い場所での読書、度の合わないメガネの使用は避けましょう。また、目が疲れているときに無理に作業を続けることも症状を悪化させます。PC作業や勉強の時は1時間に1回アラームをかけるなどして、適度な休憩と目のケアを心がけましょう。

眼精疲労とただの疲れ目の違いは何ですか？

疲れ目は一時的な筋肉疲労や血行不良のため休息で回復しますが、眼精疲労はさらに自律神経の乱れも影響するため、休んでも症状が継続します。また、目の症状だけでなく頭痛や肩こり、吐き気などの全身症状を伴うことが特徴です。慢性化すると日常生活に支障をきたすため、早めの対処が重要です。

眼精疲労に効く市販薬はありますか？

ビタミンB群を含む目薬や疲労回復剤が一時的な緩和に役立つことがありますが、根本的な解決にはなりません。当院では自律神経を整えることで薬に頼らない自然回復力を高める施術と、生活習慣の改善指導を組み合わせたアプローチを行っています。

パソコンやスマホの使用時間はどのくらいが適切ですか？

連続使用は40〜50分を目安に、10〜15分の休憩を取ることをお勧めします。休憩時には遠くを見たり、目を閉じたりして目の緊張をほぐしましょう。また、画面の明るさや位置も重要です。当院では個々の生活に合わせた具体的なアドバイスを提供しています。

ブルーライトカットメガネは本当に効果がありますか？

ブルーライトカットメガネは目の疲れを軽減する効果が期待できますが、万能ではありません。使用時間の管理や適切な休憩、姿勢の改善などと併用することで効果が高まります。当院では総合的な対策をご提案しています。

子どもも眼精疲労になりますか？

はい、スマートフォンやタブレットの普及により、子どもの眼精疲労も増えています。子どもは自覚症状を訴えにくいため、集中力の低下や頭痛、姿勢の悪化などの兆候に注意が必要です。当院では子どもの目の健康についても相談をお受けしています。

眼精疲労で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術は眼精疲労と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

眼精疲労は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

首や目はだいぶ楽になりました

ストレス軽減にもなっています