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肩こりに筋トレは効く?正しい方法と注意点

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デスクワークで首や肩が重く、マッサージに通っても一時的にしか楽にならない。そんな経験はありませんか?最近では「筋トレをすれば肩こりが根本的に改善する」という情報を目にする機会も増えてきました。確かに筋力をつけることで姿勢が安定し、血行も良くなるイメージがありますよね。

ただ実際には、筋トレのやり方を間違えると逆に症状を悪化させてしまうケースも少なくありません。私のところにも「ジムで鍛え始めてから肩がさらに凝るようになった」という相談が増えています。

院長:飯田

正しい知識を持って取り組めば筋トレは肩こり改善の強い味方になるんです

目次

なぜ筋トレで肩こりが悪化することがあるのか

本来、適度な筋力トレーニングは血行を促進し、姿勢を支える力を高めてくれます。ところが間違ったフォームや過度な負荷でトレーニングを続けると、肩や首の筋肉に余計な緊張を生んでしまうのです。特にベンチプレスやショルダープレスなどの種目では、僧帽筋の上部ばかりに負担がかかり、慢性的なこりを引き起こす原因になります。

また筋トレ中は交感神経が優位になり、全身の筋肉が緊張状態に入ります。トレーニング後にきちんとクールダウンやストレッチをせずに終えてしまうと、筋肉が硬いまま固定されてしまい、かえって血流が悪くなってしまいます。デスクワークで既に交感神経が高ぶっている状態に、さらに負荷をかけ続けることになるわけです。

フォームの崩れが招く肩への負担

初心者の方に多いのが、重い重量にチャレンジしすぎてフォームが崩れているケースです。腕や胸の筋肉を鍛えたいのに、肩がすくんだ状態でトレーニングをしてしまうと、本来使いたい筋肉ではなく僧帽筋に負荷が集中します。肩甲骨の動きも制限されるため、筋肉のバランスが崩れて肩こりを悪化させる悪循環に陥ってしまうのです。

筋トレ後のケア不足も要因に

トレーニングで筋肉を使った後は、必ず緩める時間が必要です。ところが忙しい日常の中で筋トレをすると、終わったらすぐにシャワーを浴びて次の用事に向かう方も多いでしょう。クールダウンをしないまま筋肉を放置すると、疲労物質が溜まったまま硬くなり、翌日以降の肩こりにつながります。

肩こり改善に効果的な筋トレとは

では、どのような筋トレなら肩こり改善に役立つのでしょうか。ポイントは肩甲骨周りの筋肉をバランスよく動かすことです。特に菱形筋や前鋸筋といった、肩甲骨を正しい位置に保つための筋肉を意識して鍛えることで、自然と姿勢が整い、肩への負担が軽減されていきます。

自宅でも取り組みやすいのが、チューブやダンベルを使った軽めの負荷でのトレーニングです。大切なのは重量ではなく、正しいフォームで筋肉を意識しながら動かすこと。息を止めず、ゆっくりとした動作で行うことで、筋肉だけでなく自律神経のバランスも整えられます。

肩甲骨の可動域を広げる動き

デスクワークで固まった肩甲骨周りをほぐすには、肩甲骨を寄せたり離したりする動きが効果的です。例えば壁に手をついて腕立て伏せの姿勢をとり、肩甲骨を背中の中心に寄せるように意識する動作。これだけでも背中の筋肉が目覚め、肩への負担が分散されていきます。

インナーマッスルを意識したトレーニング

表面の大きな筋肉ばかり鍛えるのではなく、深層にあるインナーマッスルを鍛えることも重要です。ローテーターカフと呼ばれる肩のインナーマッスルは、肩関節を安定させる役割を持っています。軽いダンベルやチューブを使い、ゆっくりと肩を回す動作を繰り返すことで、これらの筋肉を強化できます。

筋トレ以上に大切なのは脱力する力

実は肩こりに悩む方の多くは、筋力が足りないのではなく、力を抜けないことが本当の問題だったりします。無意識のうちに肩に力が入り続けている状態が、血行不良や筋肉の疲労を招いているのです。いくら筋トレで筋肉を鍛えても、日常生活で力を抜けなければ、根本的な解決にはなりません。

私たちの体は、自律神経のバランスが乱れると、交感神経が優位になって常に緊張状態になります。デスクワークや時間に追われる生活、人間関係のストレスなどが重なると、体は危険から身を守るために防御反応を起こし、肩周りの筋肉を硬くしてしまうのです。

リラックスする習慣を取り入れる

筋トレに取り組むなら、同時にリラックスする時間も意識的に作りましょう。深呼吸をしながらのストレッチ、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる時間、睡眠の質を高める工夫など。副交感神経を優位にする習慣を増やすことで、筋トレの効果もより高まります。

当院での肩こりへのアプローチ

旗の台整体院では、まず姿勢分析や自律神経測定、体組成測定などの検査で、あなたの体の状態を詳しく把握します。筋肉量が本当に不足しているのか、それとも緊張が強すぎるのか。一人ひとり原因が異なるからこそ、検査を重視しています

筋トレが必要な方には、どの部位をどのように鍛えるべきか具体的にアドバイスしますし、逆に筋トレよりも脱力やストレッチが必要な方には、そちらを優先的にお伝えします。施術では、脳に安心安全の信号を送る神経アプローチで、無意識に入っている肩の力を抜いていきます。

体組成計で筋肉量を可視化

当院では体組成計を使って、部位別の筋肉量を年齢や身長の基準値と比較できます。数値で見ることで、本当に筋トレが必要なのか、それとも別のアプローチが効果的なのかが明確になります。感覚だけに頼らず、客観的なデータを基に最適な方法をご提案できるのが強みです。

まとめ:筋トレは正しく行えば強い味方

筋トレそのものが悪いわけではありません。むしろ正しい方法で取り組めば、姿勢を支える力がつき、血行も改善され、肩こりの予防にもつながります。ただし、やみくもに重い重量で鍛えたり、フォームを崩したまま続けると、かえって症状を悪化させてしまうリスクがあることも事実です。

あなたの肩こりの原因が筋力不足なのか、それとも緊張のしすぎなのか。まずはその見極めが何より大切です。一人で判断するのが難しいと感じたら、どうぞ気軽にご相談ください。検査で体の状態をしっかり把握したうえで、あなたに合った改善方法を一緒に見つけていきましょう。


院長:飯田

どんなお悩みもお気軽にご相談ください

住所
東京都品川区旗の台4-7-5 上尾ビル1F
電話番号
03-3788-1033
定休日
なし
24時間受付中

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