
院長:飯田お気軽にご相談ください!
毎日が疲れ切っているのに、病院では「異常なし」と言われてしまう。そんなお悩みを抱えている方、本当に多いんです。実は、自律神経のバランスが崩れている状態では、通常の治療では改善しきれないケースがほとんどなんですね。


今回は、自律神経失調症でお困りの方が、安全かつ効果的に実践できるトレーニング方法についてお話しします。自律神経失調症は、単に症状を抑えるだけでなく、根本から身体の機能を高めることが大切だからです。


自律神経失調症でお悩みの方からよく「運動してもいいんですか?」という質問をいただきます。むしろ、適切なトレーニングは症状改善の大きな力になるんですよ
自律神経が乱れた状態では、身体の回復機能が低下しています。そのため、通常のトレーニングプログラムをそのまま実践すると、かえって症状が悪化することもあるんです。当院にも、無理に運動を続けたことで、不調がさらに深刻になって来院される方は多いです。大切なのは、現在のあなたの身体の状態に合わせた、無理のないトレーニングを選ぶことなんですね。
自律神経失調症の改善には、「無理して頑張らない」という意識が何より重要です。激しく、短時間で結果を出そうとするトレーニングではなく、毎日無理なく続けられる、穏やかで効果的な方法を選ぶことが、成功の鍵になります。
自律神経失調症でお困りの方からのご相談の中で、特に改善効果が高かったのは、以下の3つのポイントを意識したトレーニングです。単なる運動ではなく、神経のバランスを整えることに焦点を当てているんですね。
交感神経ばかりが活動してしまう状態が、自律神経失調症の大きな原因の一つです。そこで大切になるのが、副交感神経の働きを高める運動なんですね。激しく心拍数を上げるランニングや強度の高いトレーニングではなく、ゆっくりとした動作で、深くリラックスできる運動を取り入れることが重要です。
例えば、ヨガやピラティスなどの呼吸を意識する運動は、副交感神経を優位にさせるのに非常に効果的です。また、ウォーキングも、ゆったりとしたペースで行えば、心身の回復を促します。朝日を浴びながら15分程度の散歩をするだけでも、心地よい疲労感とともに、神経のバランスが整ってくるのが実感できるはずです。


自律神経失調症の方を拝見していると、呼吸が浅くなっている傾向が非常に多いんですね。ストレスが続くと、無意識に呼吸が浅くなり、脳が危険信号を受け取り続けるという悪循環に陥ってしまいます。そこで、トレーニングの際には、意識的に呼吸を整えることが大切なんです。
具体的には、鼻からゆっくり4秒かけて吸って、口からゆっくり8秒かけて吐く、という腹式呼吸を組み合わせた動作が効果的です。この呼吸パターンと一緒に、肩甲骨を動かす運動やストレッチを行うことで、より高い効果が期待できます。毎日5分程度でいいので、朝起きた時や就寝前に実践してみてください。
自律神経失調症の改善には、短期的な成果ではなく、長期的な継続が何より大切です。最初から高い目標を立てて、途中で挫折してしまうと、それがストレスになり、かえって症状が悪化することもあります。大事なのは、毎日無理なく続けられるトレーニングを見つけることなんですね。
週に3日、各20分程度のゆったりとした運動を継続することで、神経のバランスが徐々に整ってきます。重要なのは、「毎日頑張る」のではなく、「毎日無理なく続ける」という意識の違いです。焦らず、じっくり取り組むことが、本当の改善につながるんです。
ここからは、実際に当院にお越しいただく方々が実践して、効果を感じている具体的なトレーニング方法をご紹介します。自宅で、特別な道具なく始められる方法ばかりなので、まずは試してみてください。
自律神経のリズムを整える上で、朝日を浴びることの重要性は科学的にも証明されています。朝日を浴びることで、脳内のセロトニンが分泌され、心身の活性化と、夜間の睡眠の質向上が期待できるんですね。


目安としては、毎朝15〜20分、できれば同じ時間にウォーキングするのが理想的です。最初のうちは、ただ歩くだけでいいんです。景色を眺めたり、自然の音を感じたり、そうした穏やかな時間を作ることが、副交感神経を優位にさせるんですよ。
デスクワークが多い方は、自然と猫背になり、呼吸が浅くなってしまいます。肩甲骨周辺の筋肉を伸ばすストレッチと、腹式呼吸を組み合わせることで、呼吸の深さが格段に改善するんです。


やり方としては、まず背筋を伸ばして立ちます。そして、両腕を頭の上に伸ばしながら、鼻からゆっくり4秒かけて吸いながら背伸びをします。その後、口からゆっくり8秒かけて吐きながら、前かがみになって脱力していくんですね。このストレッチを1日3セット、朝昼晩に分けて実践することで、呼吸が深くなり、自律神経のバランスが整ってくるんです。
「筋トレは自律神経失調症に良くないのでは?」と思う方も多いんですが、実は、無理のない強度の筋トレは、非常に効果的なんですね。ただし、ジムで本格的なウェイトトレーニングをするのではなく、自宅で自分の体重を使った軽い運動が理想的です。


例えば、壁を使った腕立て伏せや、スクワット(膝の曲げ伸ばし)、プランク(体を支える運動)など、1日10〜15回程度のペースで、週2〜3回実施する程度でいいんです。大切なのは、疲労を残さず、翌日も元気に活動できる範囲での実施なんですね。
実は、トレーニング自体と同じくらい大切なのが、その周辺の環境なんですね。睡眠、食事、そしてストレスケアといった総合的なサポートがあってこそ、トレーニングの効果が最大限に発揮されるんです。
自律神経のリズムは、体内時計とも密接な関係があります。毎日、できるだけ同じ時間に寝て、同じ時間に起きることで、体内時計がリセットされ、自律神経のバランスが整いやすくなるんですね。
最初は難しいかもしれませんが、週末であっても同じリズムを保つ努力をしてみてください。この習慣が根付くと、自然と夜も眠くなるようになり、朝もスッキリ起きられるようになるんですよ。
自律神経失調症の方の多くが、栄養不足の状態にあるんです。特に、たんぱく質、ビタミンB群、鉄分といった栄養素が不足すると、神経の働きが低下し、症状が悪化してしまいます。


毎食、意識的にたんぱく質を摂取し、色とりどりの野菜を取り入れることで、体の中から改善していくんですね。また、カフェインやアルコール、砂糖が多い食べ物は、神経を刺激してしまうので、できるだけ控えることをお勧めします。
トレーニングと同じくらい大切なのが、心の休息なんですね。自分がリラックスできる時間を、意識的に作ることが重要です。瞑想、アロマテラピー、好きな音楽を聴く、温かいお風呂に浸かるなど、自分に合った方法を見つけてみてください。
トレーニングや生活習慣の改善を実践していても、なかなか改善しない場合があります。そういった時は、専門家のサポートを受けることが重要なんですね。当院では、単なるトレーニング指導だけでなく、身体全体の状態を詳しく検査して、原因を特定し、それに合わせた施術を行うんです。
自律神経測定器を使った検査により、あなたの自律神経の状態が数値で見える化されます。これにより、何が問題なのか、どの程度改善してきているのかが、客観的に判断できるようになるんですね。
自律神経失調症は、確かに辛い状態です。でも、適切なアプローチとサポートがあれば、必ず改善していくんです。私自身も、会社員時代の過労とストレスで、似たような状態を経験しました。その時の苦しみを知っているからこそ、同じように苦しんでいる方を全力でサポートしたいと思っているんですね。


トレーニングも、生活習慣改善も、すべては「あなたが本当になりたい姿」に向かうためのステップなんです。薬に頼るだけでなく、自分自身の治る力を最大限に引き出す。そのお手伝いが、当院の役割だと考えています。
もしあなたが、これまでの方法では改善しないと感じているなら、一度だけ、私たちに相談してみてくれませんか?9万回以上の施術を通じて、多くの方々が「あのとき勇気を出して相談してよかった」とおっしゃってくれています。あなたも、その一人になれるはずです。

